Miroslav Philharmonik 2
自由な音楽表現を可能にするオーケストラ・サウンド・コレクション
その音楽性ゆえにこれまで幅広い人気と高い評価を得てきたオーケストラ&クワイア音源、Miroslav Philharmonikの最新バージョン、Miroslav Philharmonik 2は、プロフェッショナルな演奏家たちによる演奏を、さまざまなアーティキュレーションで、「音楽的」に収録した高品位なサンプル・ライブラリーをベースに開発されています。
ミロスラフ・ヴィトウスが開拓した、音楽家のための完璧なオーケストラ・サンプル・ライブラリーは、また新たな次元への一歩を踏み出したのです。




サンプルデモ


音楽を創るという喜びと愉しみ
Miroslav Philharmonik 2は、音楽のフィーリングそのものです。
そしてそのフィーリングは、決して他のオーケストラ・サウンド・コレクションが真似することができないものです。

他のライブラリーに決して真似をすることができない音楽性。
たった1音を鳴らしただけで、演奏者がその音にこめた、情熱、哀しみ、喜びなどを感じ取っていただけるに違いありません。
Mirsolav Philharmonik 2は、演奏者の息づかいまで聞こえてきそうなそのサウンド・クォリティで、あなたのDAWに、意のままに操ることができるフル・オーケストラをお届けします。

Miroslav Philharmonik 2を他のオーケストラ・ライブラリーと一線を画したものにしているのは、洗練された使いやすいユーザー・インターフェイスを備えたサウンド・ワークステーションという点ばかりではありません。
また、そのサウンド・クォリティだけでもありません。
1音1音にインスピレーションを刺激する音楽の「魔法」が秘められているのです。
それは、まさしく音楽を創るという愉しみであり、喜びです。
そして、ミロスラフ・ヴィトウスの音楽に対するまっすぐな情熱と魂を受け継いだものなのです。


マエストロにより収録された高品位なライブラリー
Miroslav Philharmonik 2は、ウェザー・リポートのメンバーとしても知られる伝説的ミュージシャン、ミロスラフ・ヴィトウスとのコラボレーションにより開発されています。
58GB以上のサンプル・ライブラリーに基づく2,700以上ものインストゥルメントが用意されており、繊細な弦楽器セクションから、色彩感豊かな木管楽器セクション、壮麗な金管楽器セクションに至るまで、意のままに楽器を組み合わせて、自分だけのオーケストラを編成することができるのです。

各インストゥルメントは、プロフェッショナルな演奏家により実際に演奏された、さまざまなアーティキュレーションを収録しています。
そしてそのアーティキュレーションを意のままに切り替えることができる機能を備えています。
1音1音に、音楽的なフィーリングと情感を表現することが可能なのです。

これまでの数々の作品を彩ってきたオリジナルのオーケストラ&クワイア音源ワークステーション、Miroslav Philharmonik。
Miroslav Philharmonik 2は、その伝統を受け継ぎ、クリエーター自身がインスピレーションを刺激する「魔法」と呼ぶ音楽的表現力をまた新たな次元へと進化させました。
Miroslav Philharmonik 2のインストゥルメントは、弦楽器セクション、金管楽器セクション、木管楽器セクションからパーカッションに至るまで、ソロでもアンサンブルでも、さまざまなアーティキュレーションで、ステレオ収録されています。
加えて、SampleTank 3やT-RackSシリーズから厳選された使い易い高品位なオーディオ・エフェクトを30以上も装備してあり、音創りの可能性は無限に広がっているのです。
オーケストラを駆使したクラシカルな作品、壮大なフィルム・スコアから、ヒップ・ホップ、バラードまで、幅広くお使いいただけることでしょう。
喜びと哀しみ、怒りや苦しみ、そして情熱。
フル・オーケストラならでの音楽の表現力を、最新のサンプリング・テクノロジーとユーザー・インターフェイスで、しかもお手頃な価格であなたのDAWにお届けします。

息を呑むような美しいサウンド
より良い結果を得るためには、まず基本に立ち返ること。
Miroslav Philharmonik 2の開発にあたって、まず何よりもこの大原則に従いました。
Miroslav Philharmonik 2には、オリジナルのライブラリーから作成された1,000以上の新しいインストゥルメントが含まれています。
弦楽器、金管楽器、木管楽器それぞれで、ソロやアンサンブルの演奏を、サスティン、スタッカート、ピツィカートなど基本的なアーティキュレーションは言うまでもなく、各楽器独特の表現でも収録されたものも含まれて、それぞれの楽器独特の表現も含んだ45GBのまったく新しいサンプルをベースにしています。

ただ静的なアコースティック楽器のサンプルを組み合わせただけのインストゥルメントは、ミロスラフのスタイルに適いません。
Miroslav Philharmonik 2では、基になるサンプルそのものがいかに音楽的であるかということが問題なのです。

それぞれのサンプルは、オリジナルのMiroslav Philharmonik同様、どれもていねいに収録されたものです。
そして経験豊かなミュージシャンたちによって、オリジナルのサンプルの持つ音楽性を損なうことのないよう、注意深くエディットされ、インストゥルメントとして構成されています。

もちろん、オリジナルのMiroslav Philharmonikバーチャル・インストゥルメントのライブラリーの核を成していたインストゥルメントのほとんどが、Miroslav Philharmonik 2用に最適化され、そのライブラリーに加えられています。
古いプロジェクトにもう一度取り組みたい。そのプロジェクトの持つ音楽性をできるだけ損なうことのないよう配慮されています。
またそのライブラリーは、SampleTank 3互換ですから、SampleTank 3とシームレスに統合してお使いいただくこともできます。

豊かなアーティキュレーションを表現
Miroslav Philharmonik 2のインストゥルメントは、鍵盤で演奏した場合でも、オリジナルの楽器の持つ表現力を損なわないよう、デザインされています。
Miroslav Philharmonik 2には、SampleTank 3でもお馴染みのアーティキュレーション・スイッチ機能が備わっています。

1つのインストゥルメントは、それぞれサスティン、スタッカートなどのアーティキュレーションのサウンドがレイヤーされており、音域外に設定された、スイッチ・キーを押すことでレイヤー、すなわちアーティキュレーションを切り替えて演奏することができます。
例えば、ヴァイオリンのインストゥルメントなら、デタシェ、スタッカート、レガート、ピツィカートなどのサウンドを、スイッチキーを押すだけで瞬時に切り替えて演奏することができる訳です。
もちろん、各アーティキュレーションごとに独立したインストゥルメントも用意されています。

マクロ機能でサウンドをすばやくエディット
熟練のマニュピレーターでなくとも凄腕のプロデューサーでなくとも、大丈夫。SampleTank 3同様、Miroslav Philharmonik 2ではすべてのサウンドに最大8つのマクロ・パラメータが用意されています。1つのコントロール・ノブであらかじめ設定された複数のパラメータを制御できるマクロ機能により、誰でもすばやく簡単にサウンド・パラメーターを調節することができます。もちろん、「Edit」ページでさらに細かくサウンドをエディットすることもできます。

プロ・クォリティのエフェクト群
Miroslav Philharmonik 2は、IKのサウンド&グルーブ・ワークステーション、SampleTank 3やT-RackSシリーズから厳選された34のプラグイン・エフェクトを装備しています。その高品位なエフェクト群は、きっとMiroslav Philharmonik 2のサウンドの世界を広げてくれるに違いありません。 SampleTank 3から厳選されたエフェクトは、イコライザーが5種類、ダイナミクス系エフェクトが4種類、9種類のモジュレーション系エフェクト、9種類のリバーブ / ディレイ系エフェクト、そしてフィルター系およびその他のエフェクトが7種類となっています。加えて、T-RackSシリーズから厳選された4種類のミキシング / マスタリング・エフェクトも備えています。これらの高品位なエフェクトにより、プロフェッショナルなミキシングからマスタリングまで、他にエフェクト・プラグインを使用することなくMiroslav Philharmonik 2だけで完結させてしまうことさえ可能でしょう。

空間を3Dで視覚化 - ConvoRoomリバーブ
Miroslav Philharmonik 2のコンボリューション・リバーブ・エフェクト、ConvoRoom機能により、あなたのオーケストラが演奏する空間を即座に切り替えることができます。教会やコンサート・ホールなど、オーケストラにぴったりの空間の響きを作り出してくれます。また、空間タイプを切り替えることで、その空間がユーザー・インターフェイス上に3F表示されます。鳴り響くサウンドとその空間を即座に視認することも可能です。

Play・Mix・Edit 豊かな音楽表現を可能にする3つのユーザー・インターフェイス

Playページ

SampleTank 3同様、Miroslav Philharmonik 2のメインのユーザー・インターフェイスは、Playページです。

画面左側には、マルチやインストゥルメント、パターンのロードするためのブラウザが装備されています。

右側にはパートごとの情報が表示され、各パートの基本的なパラメータを調節することができます。
最大「16パート」までロード可能な各パートには、5つのインサート・エフェクト、そして4つのエフェクト・センドが装備されており、複雑なエフェクト処理が可能です。

また、各パートにはMIDIチャンネルを自由に設定でき、レイヤーやスプリットを駆使した演奏や、複雑なシーケンスのためのマルチ・ティンバー音源としての使いかたも自由自在です。

Mixページ

Miroslav Philhamonik 2は、DAWなどでお馴染みのミキサー・インターフェイスを備えています。
Miroslav Philhamonik 2のMixページでは、1チャンネルあたり最大5つのエフェクトをインサートできます。

16のパート・チャンネル、リバーブやディレイなどのセンド・エフェクトのリターンに使用する4系統のリターン、そしてマスター・チャンネルの合計21チャンネルが装備されています。
1つのサウンドに合計で30ものエフェクトを加えることができるのです。

Editページ

交響曲を例に考えてみましょう。
そしてその交響曲は、最新のシンセサイザーのエディット機能を使って処理されているとしたら?
そのサウンドの可能性は想像を遙かに超えたクリエイティブなものになることでしょう。

Miroslav Philharmonik 2のEditページには、インストゥルメントのエンベロープやLFOなど、シンセサイザーで馴染みの深いパラメータが備わっています。
SampleTank 3でお馴染みの、10種類の新しいフィルターも装備されていますから、オーケストラ・サウンドにさまざまなモダンな加工を加えることができます。

SampleTank 3の拡張音源としても
Miroslav Philharmonik 2は、SampleTank 3のテクノロジーに基づいています。
すなわち、スタンドアロンやAU / VST / AAX対応プラグインのインストゥルメントとして使用できる他、サウンド&グルーブ・ワークステーション、SampleTank 3の拡張サウンド・ライブラリーとしても使用できるのです。

Miroslav Philharmonik 2のフル・オーケストラと・サウンドとSampleTank 3のモダンな楽器のライブラリーを組み合わせた複雑なスコアの制作に最適でしょう。

システム要件
対応OS
Windows : 7・8・10(64ビット)
macOS : 10.10以降(64ビット)

CPU
Windows : インテル Core2 DuoまたはAMD Athlon 64 X2
Mac : インテル Core2 Duo

メモリ
4GBのRAM(8GB推奨)

ハードドライブ空き容量
58GB以上

対応するプラグインのフォーマット
Windows : VST2、VST3、AAX(64ビット)
Mac : Audio Units、VST2、VST3、AAX(64ビット)

その他
WindowsはASIO対応のサウンドカードが必要です。