MODO DRUM SE
ドラム・トラックに新しい生命を
MODO DRUMは、IK初のフィジカル・モデリングを採用したソフトウェア・ドラム音源です。
リアリティ溢れるドラム・サウンドを提供します。

フィジカル・モデリングによるサウンドの生成と、先進のサンプリング技術との強力な組み合わせにより、従来では不可能だったドラム・キットのディープなカスタマイズを実現しました。
ドラムの素材、サイズはもちろん、プレイ・スタイルや部屋鳴りに至るまで、ドラム・キットの鳴りを構成するさまざまな要素を操作可能です。

モーダル・シンセシスに基づく革新的なサウンド生成テクノロジーは、従来のサンプリング音源の限界を打ち破り、リアルかつ自然で、自由自在にカスタマイズ可能な、ドラム音源の新たなスタンダードとなります。

サンプルデモ


リアルタイムにサウンドを生成
MODO DRUMは、従来のサンプリング方式のドラム音源とは異なり、IK独自のモーダル・シンセシスに基づくサウンド生成テクノロジーが採用され、最適化されたサウンド・エンジンを使用してドラム・トラックに新しい命を吹き込みます。

ドラム・キットの基本的な「鳴り」は、各楽器の物理的な構成要素によって決まります。
ただ、楽器のサイズ、素材、ドラムヘッドなどの物理的な要素だけでなく、演奏スタイル、ドラムのヘッドとボディ間の相互作用、ドラム・キットを構成する楽器同士の共鳴、そして部屋鳴りも含めて、最終的なサウンドとなるのです。

MODO DRUMは、実際にドラマーが叩くのと同じように、演奏スタイルやドラム・キット、部屋鳴りなどの複雑な相互作用をリアルタイムで再現していくのです。

2種類のドラム・キットが持つ高い汎用性
MODO DRUMの音色作りは、ドラム・キットから1つを選択するところからスタートします。
各ドラム・キットは、他のキットから個別に楽器を追加したり入れ替えたりできます。
お気に入りのドラム・キットを構築したら、プリセットとして保存しましょう。

MODO DRUM SEは、特に汎用性の高い2種類のモデル、JazzyとStudioをご用意しました。

ドラム・キットを自由自在にカスタマイズ
CUSTOMIZEセクションでは、ドラム・キットを構成する楽器の追加や削除はもちろん、各楽器のパーツの材質など、詳細なエディットが可能です。
楽曲に合わせてドラム・キットをデザインすることで、他のトラックと完璧に調和するサウンドを手に入れることができるのです。

ドラム・キット内の楽器は、シェルやヘッド、チューニング、減衰、直径、深さなどをカスタマイズできます。

スネア・ドラムは、テンションの調整も可能です。
キックとスネアは、近くの楽器への共振の度合いも調節できます。

シンバルは、ピッチの高低や減衰を調節できます。

調整したドラム全体をキットとして保存することも、個々の楽器のセッティングをプリセットとして保存することも可能です。

自由自在とも言えるMODO DRUMのカスタマイズ機能を駆使して、妥協のないドラム・キットを構築しましょう。

演奏スタイル
MODO DRUMのカスタマイズ機能は、ドラム・キット本体だけではありません。
PLAY STYLESセクションでは、演奏に使用するスティックやビーターのタイプ、叩く位置や正確さを設定できます。
また、同音連打時の自然なバリエーションを生成するラウンド・ロビン機能も搭載されており、実際のドラマーのように、毎回微妙に異なるニュアンスで発音させることが可能です。

各楽器の叩く場所と正確さを設定することで、ルーズに揺れるグルーヴ感を出すことも、正確な演奏も可能です。
左右の手に持つスティックも個別に設定できます。

スティック・タイプと奏法の選択:ティアドロップ・スティックのチップ(ウッド / ナイロン)、またはチップレスを選択できます。
さらには楽器を叩く位置、その範囲(正確さ)を調整することにより、正確なドラミングを再現したり、よりルーズな演奏を再現したりすることも可能です。
キック・ドラムでは、ヒール・アップとヒール・ダウンの2つの奏法を選択可能です。
また、ビーターの材質をフェルト、プラスチック、木から選択できます。

ビーター・タイプと奏法の選択:プレーヤーのキックの奏法が選択できます。ヒール・ダウン奏法ではバス・ドラムの共振とドラムそのものの質感が際立ち、ヒール・アップ奏法ではタイトでアグレッシブなサウンドになります。
また、ビーターのタイプ(フェルト、プラスチック、ウッド)を変更して、バス・ドラムのサウンドの質感を変えることも可能です。
硬い素材ほどタイトで強く、柔らかい材質ではよりソフトで深みのある質感が得られます。

部屋鳴りにもこだわりを
ROOMセクションでは、ドライなブースからIK Multimediaの高品位な自社レコーディング・スタジオ、さらにはガレージや大聖堂まで、さまざまな場所にドラム・キットを設置できます。
MODO DRUMのルーム選択は、単にリバーブの深さを指定するためのものではありません。
部屋鳴りがドラムに与える相互作用をも再現するため、部屋ごとの複雑な残響を再現するコンボリューション処理も行なっています。

ミキシングも簡単に
MIXERセクションでは、内蔵ミキサーで各楽器の要素をさらに細かく調整できます。
ドラム・キット内の楽器ごとにレベルとパン、位相の反転やエフェクトの挿入が可能です。
2系統のFXバスが利用できるので、グループ化した上でエフェクト処理を行うことで、まとまりのあるサウンドを作ることができます。
収録されている合計19種のエフェクトは、IKが誇るT-RackSやAmpliTube譲りの高品位なプロセッサーです。
各楽器のチャンネル、FXバス、さらにマスター・チャンネルのそれぞれに、8バンドのパラメトリックEQと4つのエフェクト・スロットが搭載されており、自由な音作りを実現しています。

1,400種類以上のMIDIパターンを収録
MODO DRUMには1,400以上のMIDIパターンが収録されています。
これらのパターンは、専用ブラウザで閲覧でき、欲しいパターンを簡単に選ぶことができます。

GROOVESセクションには、スマート・フィルターが搭載されており、ジャンルや長さ、拍子などで絞り込んでMIDIパターンを検索することが可能です。
MIDIパターンは、新規に作成されたものに加え、IK Multimediaのサンプル・ライブラリーから抽出された即戦力のパターンが収録されています。
MIDIパターンはMODO DRUM上でトリガーしたり、DAW上へドラッグ&ドロップして取り込んだりできます。


システム要件
スタンドアローンおよび64-bitプラグインとして起動。
64ビット、AVX命令セット対応のCPU、オペレーション・システムが必要です。
対応OS
Windows : 7・8・10(64ビット)
macOS : 10.9以降(64ビット)

CPU
Windows : インテル Core i5以降のAVX命令セット対応CPU
Mac : インテル Core i5以降のAVX命令セット対応CPU

メモリ
8GBのRAM(16GB推奨)

ハードドライブ空き容量
20GB以上

対応するプラグインのフォーマット
Windows : VST2、VST3、AAX(64ビット)
Mac : Audio Units、VST2、VST3、AAX(64ビット)

その他
OpenGL互換グラフィックアダプター
WindowsはASIO対応のサウンドカードが必要です。