MODO BASS
究極のフィジカル・モデリング・ベース音源
MODO BASSは、業界初のフィジカル・モデリング・エレクトリック・ベース音源です。
そのサウンドはあくまでもリアル。
熟達したベーシストにより演奏されたかのようなリアルで確かなサウンドを、この最新ヴァーチャル・インストゥルメントにより得ることができるのです。



MODO BASSはサンプル・ベースのインストゥルメントではありません。
最終的なベース・サウンドを形成するあらゆる側面の物理モデルを基に、リアルタイムに音響合成を行うというフィジカル・モデリングのコンセプトに基づいたベース音源なのです。
楽器としてのベース、ベースを構成しているボディの材質、弦、ピックアップやワイヤリング、さまざまな奏法、アンプやエフェクトなどもモデリングされています。
そして、こうした実際の楽器の特性や奏法などの物理モデルを基にして、そのサウンドがリアルタイムにシンセシス(音響合成)されるのです。

サンプルデモ


リアルタイムなサウンド・シンセシス
MODO BASSのサウンド・エンジンは、リアルタイム・モーダル・シンセシスという新しいテクノロジーに基づいています。
実際の楽器を演奏しているかのようなレスポンスと感覚でMODO BASSを演奏することができるのです。

物理モデルに基づくMODO BASSは、サンプルとして記録されたデータを鳴らすのではなく、実際の楽器を演奏しているのと同じように演奏することができます。
そのサウンドはリアルタイムにシンセシスされますから、毎回毎回同じデータが再生される訳ではありません。
例え演奏に用いるMIDIデータがまったく同じであっても、毎回微妙に異なるニュアンスのサウンドで演奏されるのです。
そして、楽器、ピックアップ、奏法の物理モデルと演奏との相互作用により、演奏していて心地よい、従来のフィジカル・モデリング音源とは一線を画す太くて芯のあるベース・サウンド、ある意味「官能的」とも言えるサウンドで演奏できるのです。

14種類のベースをモデリング
MODO BASSでは、14機種の代表的なベースがモデリングされています。
時代や音楽ジャンルを象徴するこれら14機種で、エレクトリック・ベースを使用するあらゆる音楽ジャンルを実質的に網羅することができるでしょう。

Modelセクションで、14機種の中からモデリングの基となる楽器を選択します。
どの機種も、その個性あふれるサウンドが丁寧にモデリングされたものばかりです。

好みに応じてベースをカスタマイズ

MODO BASSでは、サウンドはリアルタイムにシンセシスされますから、奏法や部品交換、アンプやエフェクトの設定によってまったくユニークなサウンドを作りあげることができます。
音創りの可能性は実質的に無限といっても過言ではないでしょう。
モデリングの基となる楽器を選択したら、あなたのトラックに最適なサウンドを探求してみてください。

スラップ、フィンガー、ピック、ミュートなどの奏法をモデリング
MODO BASSでは、実際のベースの演奏しているような感覚を体験できます。
Play Styleセクションでは、スラップ、フィンガー、ピックといった代表的な3種類の奏法から選択します。
どの奏法にもミュートのパラメータが用意されています。

FINGERオプションでは、最も一般的なベース奏法であるフィンガー奏法をモデリングしています。
指をどのように使って演奏するか、弦を弾く時の力加減などを設定することができます。

SLAPオプションは、スラップ奏法の、親指による「スラッピング」と人差し指や中指による「プリング」をモデリングしています。
サンプル・データを鳴らしている訳ではありませんから、そのサウンドは毎回微妙に異なり、表情豊かなベース・サウンドを得ることができます。

PICKオプションでは、ピックで弦を弾いた時に発する独特のトランジェントをモデリングしています。
アップ、ダウン、アップ / ダウンの交互から選択することができます。ピックの厚みもモデリングされています。

上記のどの奏法にもミュートを使用することができます。
どのオプションにもMUTINGパラメータが用意されており、音が鳴ってからミュートするまでの長さを設定することができます。


上記の奏法に加えて、「弦のどこを弾くか」といったパラメータも用意されています。
ブリッジに近い位置を弾くとより高音域が明瞭に鳴り響きます。
ネックに近い位置を弾くと、中低音域が強調され「丸みのある」サウンドになります。

弦の材質もモデリング
弦の材質が異なれば、サウンドのキャラクターは違ってきます。
MODO BASSでは、弦の選択ばかりでなく、その弦の張り方もモデリングされています。

Stringsセクションで、まず4〜6弦かを選択します。
この設定によって演奏可能な音域が決まります。
また、楽曲によっては一般的な音域よりも低い音高が必要なるときに多用される「ドロップ・チューニング」にも対応します。

サウンドのキャラクターやサスティンに影響するゲージの設定、ラウンド・ワウンドやフラット・ワウンドなど弦の巻き方の種類も選択することができます。
これらの設定によりネック上をスライドした時の「スライド・ノイズ」のキャラクターが違ってきます。

弦とフレットボードの距離も設定可能です。
ACTIONパラメータの設定では、サウンドの質とフレット・ノイズの音量を設定できます。

こうした弦に関する幾つものパラメータを設定することで、まるで実際にベースを演奏しているかのようなサウンドを再現できるのです。

ピックアップを選ぶ
Electronicsセクションでは、ピックアップや結線をモデリングしています。

各楽器ごとに2つまでのピックアップを選択することができ、それぞれのピックアップの周波数レスポンスも調節可能です。
ブリッジの下に装着したピエゾ・ピックアップの信号を混ぜる度合いも設定可能です。

MODO BASSでは、24種類のピックアップが用意されています。
奏法や弦の設定と併せれば、その音創りの可能性と自由度は無限大です。

ピックアップの最終的な出力の音量とトーン・コントロールは、実際のベースと同じように調節することが可能です。
加えてパッシブ回路 / アクティブ回路の選択、オプションのEQも備えていますので、さらにサウンドを微調整することが可能です。

Amp / FX
Amp / Fxセクションで、アンプやエフェクトを設定します。

MODO BASSには、オクターバー、ディストーション、コーラス、コンプレッサー、エンヴェロープ・フィルター、グラフィックEQといった、7種類のストンプボックス・エフェクトが用意されています。
エフェクトの各パラメーター、エフェクターの出力レベルなどを細かく設定できます。
各エフェクト単体のサウンドが忠実にモデリングされているばかりでなく、エフェクト・チェインの中の相互作用もモデリングされています。

アンプ およびキャビネットは、ヴィンテージな真空管アンプと1×15キャビネットの組み合わせ、パワフルなソリッド・ステート・アンプと4×10キャビネットの組み合わせから選択することができます。
どちらのアンプ・ヘッドにはEQパラメータが用意されており、サウンドの微調整が可能です。
ソリッド・ステート・アンプにはさらにグラフィックEQも装備されています。

もちろんAmpliTube Custom Shopのような他のエフェクト・プラグインで、より細かく音作りをしたい方のために、このセクション全体をバイパスすることも可能です。

キー・スイッチやコントロール・チェンジで表情豊かな演奏を
MODO BASSは、重要なパラメータをリアルタイムにMIDIコントロールすることもできます。
キースイッチは任意の鍵盤にリマッピングでき、MIDIコントロール・チェンジも自由にアサイン可能です。
例えば、ヴィブラートの度合い、シングル・ノートかコードか、奏法の切替、ミュート奏法、スライド奏法、デタッチ・ノイズなどをコントロールすることができます。

MIDIノート・ナンバーに割り当てられたキー・スイッチにより、フィンガー、スラップ、ピックの各奏法、ストロークの方向、ハンマリング、ハーモニクス、どの弦を演奏するかなどを切り替えることができます。
どのキーでどの機能を操作するかもお好みに合わせて設定可能です。

もちろんDAWでの使用時には、こうしたパラメータはすべてオートメーションすることが可能なので、弦を弾く位置を演奏中に微妙に変化させれば、これまでのヴァーチャル・インストゥルメントでは実現できなかったリアリスティックなベースの演奏が可能になるでしょう。


システム要件
対応OS
Windows : 7・8・10(64ビット)
macOS : 10.9以降(64ビット)

CPU
Windows : インテル Core2 DuoまたはAMD Athlon 64 X2(インテル Core i5を推奨)
Mac : インテル Core2 Duo(インテル Core i5推奨)

メモリ
4GBのRAM(8GB推奨)

対応するプラグインのフォーマット
Windows : VST2、VST3、AAX(64ビット)
Mac : Audio Units、VST2、VST3、AAX(64ビット)

その他
WindowsはASIO対応のサウンドカードが必要です。